突然の通り雨。
会社の前に止めてあったヨコヤマ号(自転車)のコンディションが心配になる気持ちもそこそこに
己の内面から沸きあがる蕎麦LOVEの想い・・・
もう抑えられない
雨にぬれたヨコヤマ号に駆け乗り
一路、大竹製麺所へ・・・
店の前にヨコヤマ号を止め
中を観察
スペースは狭く、製麺所ということもあり、問屋独特の一見さんお断りのエアーをクリエイトしている。
事前に得た情報では
「店員さんは4階にいて、呼び出すとゆっくりと降りてくる」との事だ
であれば、気持ちに余裕が出るであろうと
緊張しながらいざ入店
・
・
・
「いらっしゃいまぁ~せぇ~」
目の前におばちゃん
完全な情報ミス
しかし、逆にコレが良かったのか
おばちゃんの懐に迷いもなく飛び込むことができた
俺「蕎麦を買いに来たんだけど何がおすすめですか?」
おばちゃん「どれもおいしぃよぉ~」
俺(おばちゃんかわいぃ)
おばちゃん「ヒトアクでいいのかぁい??」
俺「ヒトアクってなぁに??」
なぜか甘え口調になってしまう自分
おばちゃんマジックである
危うく交際を申し込むところだがその気持ちをぐっとこらえ
おばちゃん「一人前のことだよ~」
俺「んじゃいっぱい食べたいからみっつぅ~」
おばちゃん「みっつか~い ちょっとまってねぇ~」
程なくして
おばちゃん「今なら、ダッタン と ゴマ蕎麦 と 十割りがヒトアクづつあるよ~」
俺「じゃーそれちょうだーい」
おばちゃん「は~い 袋に入れるからちょっと待っててねぇ~」
俺はメニューに書いてある湯で時間を暗記していた
蕎麦の種類でゆで時間が微妙に違う
その時である
会社帰りと思われる、俺と同世代と思われる
メガネサラリーマンが入ってきた
(このメガネ野郎 おまえもおばちゃんのスマイル目当てだろ わかってんだぞ)と、メガネをあげながらそのメガネサラリーマンを睨みつけていると
奥からおじちゃん登場
おばちゃんの旦那であろうか
おばちゃんのスマイルを独り占めしている憎いアンチクショウである
おじちゃん メガネサラリーマンのオーダーを受けている
メガネ「十割りそばください」
おじちゃん「あー今、最後のヒトアクでちゃったんだよねー」
メガネ「えーそうなんですか・・・」
俺(勝った!お前には蕎麦LOVEが足りないんだよ!)
メガネ「じゃー うどん2玉、ラーメン2玉、ヤキソバ3玉」
俺(か、買いすぎ!すげぇ!蕎麦LOVEどころか麺LOVE!!はんぱねぇ!マジリスペクト!!!)
そのメガネサラリーマンと友情の証である「メガネ交換」をお願いする気持ちをぐっとこらえ
ゆで時間を暗記
おばちゃん「600円になりまぁ~す ん?ゆで時間気になるの??」
俺「うん。種類によってゆで時間違うんだね この部分写真とっていい??っていうか安っ!!」
おばちゃん「じゃーこれあげるよ」
そうです
そうなんです
「おばちゃんメモ」なんです
しかも買った種類に赤丸つけてくれてる。。。
おばちゃんの愛がたっぷりです
「ありがとう」
それしか言えませんでした。
つづく
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