てつや −うにいくら

『だから、木曜は千歳鶴休みだって！』

ラーメンへの欲望は曜日を忘れさせる。
だれかが『ラーメン♪』って叫んでしまったら『今日は木曜だよ』なんて、だれも言わないのだ。

当然、あきらめるわけにはいかないので『ここは彩未チャンスじゃね？』とたたみかける。

15分後、到着するも営業時間は19:30まで・・・。
わずかに間に合わず、断念。

店内を覗くとラーメンをすすっている客が見える。
呆然と立ち尽くす我らを横目に満足気に店を出る客たち。

うめ８はさっきから涙目になっている。

最寄りの『てつや』で涙の醤油ラーメンに卵をトッピング。

思えば、世に言う『すみれ綱取事件』も木曜であった。

ヒトはラーメンと曜日を同時に思考できないのだ。

アーメン